ピックアップ企業

株式会社マーシュ

代表取締役 町田 正一

チャレンジと試行錯誤を繰り返すことで自然と道は拓ける

どんな学生時代を過ごされましたか?

高校時代から社長になると心に決めていたので、そのための本をいっぱい読んで、勉強していました。経営の勉強とはまた違うんですけど、松下幸之助さんの伝記とか、成功した人の本をいっぱい読んでいました。あとは、色々な趣味を徹底的に楽しんで、とにかく精一杯いろんなことをやった高校時代でした。

当時、洋服が好きで、その中でも昔流行ったDCブランドっていうものが特に好きだったので、アパレルメーカーをやって独立しようと決めていました。アパレルで独立するための最短って何だろう?って考えたときに、大学に行くお金も時間ももったいないと思って、高校卒業後は、東京モード学園に入って一生懸命ファッションの勉強をしました。

学生時代はこんな感じです。焦っていたというか、最短で独立することだけを考えていましたね。ちなみに、この最短で独立っていうのは30歳くらいまでに、とイメージしていました。

学生時代、仕事に対してどんなイメージを持っていましたか?

働くのがすごく楽しみでした。社会に出て、自分で稼ぐってすごいなと思っていましたね。初任給は18万とかでしたけど、それでも会社に入って、自分の力を提供して、そのことに対して給料を貰えるっていうのは本当にすごいことだなって思って。どうせ働くのなら勉強してお金持ちになりたい!って思っていましたし、とにかく早く働きたい!っていう感じでしたね。

起業するまでの経歴を教えてください!

平成元年に新卒としてアパレルの会社に就職し、5年間、営業や商品企画として働きました。入社当時はバブルが終わりかけたときで、その後は景気が急降下していったんです。入社当時は年商300億の会社だったんですけど、5年後には年商200億をきっていました。

売上が3分の2に落ち込むと大赤字になってしまいまして、在庫の山でした。入ったときはバブリーな会社で、新卒社員でありながら、寿司屋の接待券を自由に使って、接待と称して、同期と毎日寿司を食べたりしていました。こんなバブリーな会社が5年したらもう、本当にひどい状態で、そこでアパレルの恐ろしさを思い知りましたね。それで、27歳のときに、アパレルでの起業は断念したんです。

それから34歳になるまでは、商品企画会社、ソフトウェア会社などで様々な経験を積みながら、7年かけて起業のネタを探しました。特に、商品企画会社で、ただ商品を作るだけじゃなくて企画からマーケティングまで一通りやってみた経験や、ソフトウェア会社で、インターネットに詳しくなってネットビジネスの可能性に気づいた経験は、今のリサーチの仕事にもつながっているんじゃないかなって思います。

どんな経緯でマーシュを設立したんですか?

ネットビジネス、その中でも特に、ネットを介して人が集まるビジネスをやりたいと思っていたので、まずはコミュニティーサイトといわれる、サークルを個人で立ち上げました。というのも、アメリカにおけるネットビジネスについて調べていたときに、コミュニティーサイトが軌道に乗って成功したという事例を知ったからです。

そこで、どうやって自分でコミュニティーサイトをやろうかと思ったときに、地域を絞って、東急田園都市線のコミュニティーサイトをやることにしたんです。僕は生まれが吉祥寺なので、最初は吉祥寺とか、下北沢とかでやろうと思っていたんですけど、町に絞ってしまうとあまりにも狭すぎて。それで、二子玉川、たまプラーザ、青葉台、三軒茶屋みたいな町が沿線にあって、ダントツでイメージがいい東急田園都市線を選びました。その当時、僕は田園都市線に乗ったことすらなかったんですけどね(笑)。

コミュニティーサイトは2年間くらい続けていたんですけど、その間は、田園都市線の沿線で生活している人を集めるために、周辺の飲食店の紹介をして、そこで使えるクーポンをサイトに掲載していました。やっていることは「ぐるなび」と似ているんですけど、「ぐるなび」はお店からお金を貰っているのに対して、僕はお店からお金を貰わずにやっていたんです。2年間、デジカメを持って、飛込みで合計200店舗くらいを取材して、同時にサイトの会員も無料で募集していました。それで、気づいたら会員が5000人くらいになっていまして。その会員をビジネスに生かそうと思って、いろいろな人に意見を求めたときに、リサーチっていうのがあるらしいっていうことを聞いたんです。

リサーチ会社って、会場に人を集めて調査とかグループインタビューをやっているんですけど、どうやら人を集めるのに苦労しているらしかったんですね。そこで、僕はリサーチ会社のホームページを片っ端から見て、問い合わせフォームからメールを送りました。そうしたら、それが結構響いたみたいで、リサーチ会社に人を紹介する仕事を1年間、個人事業主として続けていたところ、年商が1000万円くらいになっていました。売上はほぼモニター紹介料で全部粗利益なので、これはいけるなって思って、そこからリサーチの業界に入ったので、とりわけ最初からリサーチをやろうと思っていたわけではなかったんですよね。

なので、ずっとビジョンがあって、そのためにこれをやって、あれをやって独立、というよりは、そのときそのときに考えながら何とか踏ん張って、その結果としてこの業界にやってきたっていう感じです。もともとは僕1人で設立した会社なんですけど、1年経ったころには3人の社員が入っていました。その3人の創業メンバーは今でもいますよ。まあ、こんな経緯で設立以来、ずっとリサーチ一筋で真剣にやってきたんです。

マーシュを創業した当時、どんな想いでしたか?

売上いくらとか、社員何人とか、上場するぞ!とか、そういうことは全く考えていなかったです。とにかく、お客様に言われたことを120%きっちりとやり遂げるっていうところしか見ていなったですね。野心があって立ち上げたわりには、会社を大きくしようっていう思いが全然なくて、それが結果としてお客様としっかり向き合っていくっていう会社の文化にもなっていったように思います。

ベンチャー企業って、利益を最優先するあまり、ついつい売上拡大に走っちゃうこともあると思うんですよ。でも、その結果として、サービスの質が落ちたり、あまりにも過酷な労働で人が辞めていったり、社内でいろいろと良くないことが起こると思うんですよね。

だからこそ、今振り返ってみても、しっかりとお客様を見ていくという想いを優先してやってこれたことはよかったなと思っています。それがお客様から信頼されて、リピートされることにもつながりますしね。これは、社員の人数が増えて、会社の規模が大きくなっていってもずっと大切にしていきたいことです。

株式会社マーシュの社内風景

リサーチという仕事で大切なことは何ですか?

この仕事は、売ってから、受注してからが勝負だと思っています。

リサーチは繰り返し行われるものなので、毎月需要があるんです。たとえば、不動産の営業とか、コピー機の営業とかだったら、1回売ったら次はなかなか買ってくれないですよね。でも、僕らは1回受注して満足してもらえれば、あとは毎月必然的に仕事がやってくるようになるので、1回で終わらせない、リピートしてもらう、そして、お客様を紹介してもらうっていうところまでを追求してしていきたいですね。

一生懸命営業していれば受注はできますので、あとはどれだけお客様に満足していただけるか、ということに尽きると思います。

今、15期目を迎えて、どんな想いですか?

社員も増えて会社の規模も大きくなりましたけど、信頼しあえる仲間と仕事がしたいっていう想いと、お客様に満足してもらいたいって想いは今も変わらずあります。今でも社員とは頻繁に飲みに行っていますし、座席もできればこのままワンフロアでやりたいなって思っています。

今後の展望を教えてください!

今はリサーチで生活者から意見を集めて企業に届けるのが僕らのメインの役割なんですけど、今後は逆のことというか、リサーチで一方向だけに働いていたものをより多様化させていきたいです。

たとえば、企業が新商品を出すときに、僕らがリアルな会場調査や商品発表の場を提供したいと思っておりまして、そのための会場も既に本社のあるビルの1階に借りたんです。企業には新商品のサンプル品を用意してもらって、ユーザーには会場いっぱいに集まってもらって、そこで色々試してもらったり、企業のPRを聞いてもらったり…。これは、実際に会場まで足を運んでいただいた上での対人でのやりとりになるので、リアルな情報の提供につながるし、とても価値のあることだと思います。

また、WEB上でも「シェアビュー」というレビューサイトを立ち上げました。これは、企業のメーカー商品を使った感想をユーザーが投稿するサイトで、現在2万5000件の投稿があるんですけど、今後はそれを5万、10万と増やしていくとともに、ユーザーの一方的な意見だけではなく、メーカーからの意見も集めて、事業会社と生活者の情報交換のハブになりたいと思っています。

あとは、やっぱり特徴を出してやっているので、情報系の仕事の中で業界ナンバー1をいっぱい作っていきたいですね。

今、マーシュって言うと、「モニターリクルートの会社でしょ」って業界では言われているんですけど、今後はモニターリクルート以外にも、他社に絶対に負けない強みをたくさん作って、マーシュを業界ナンバー1のサービスの集合体の会社にしていきたいと思っています。今後は毎年1個ずつくらいは増やしていきたいですし、それができれば必然的に会社は強くなると思いますね。

20年後、30年後、後継者はどうするのですか?

後継者は、信頼しうる仲間である社員の中から選び出したいと思っています。
だから、会社を外に売ることは絶対にしませんし、外部から社長を呼んだりっていうことも考えていないですね。

信頼しうる仲間を探すためにも、採用の際には、価値観が合うかどうか?ということは非常に重視しています。特に、中途営業の面接は、会社説明も1次面接も2次面接も僕1人でほとんど担当して、こういう会社です、僕はこういう考えですって全部伝えて反応を聞いて、最終的には価値観が合うなって思う人に入ってもらうようにしています。

価値観が合う人っていうのは、一言で言うと素直に人と向き合える人ですね。素直だからこそ、お客様のことを考えて行動ができると思いますし、そもそも僕は駆け引きが大嫌いなので、自分を飾らずに、人にボーンって突っ込んでいける人を求めているんです。

優秀さとか、頭の良さとかの前に、そういった価値観を何よりも大切に思っていますし、うちの会社に合いそうかとか、入社してその人がハッピーになれるかみたいなことも気にしていますね。

株式会社マーシュで働く営業社員

体育会学生に求めることは何ですか?

心がキレイでまっすぐで、仲間を大事にして、体も精神もタフであることですね。

もちろん、働いていくうえで、コミュニケーション力とかも必要ではありますけど、まずはこの3つがそろっていれば何とかなっちゃうかなって思います。

あとは個人的に、スポーツマンのフェアで、素直で、成長するために貪欲になれるところが僕は好きですね。

就活生へのメッセージをお願いします!!

僕もそうだったんですけど、今の皆さんの年代は、自分が何をやりたいとか、何ができるとか、何に向いているとか、よく分からないと思うんですよね。

明確には分からないでしょうけど、だからこそ、いろいろとチャレンジをして欲しいです。頭で考えるのもいいんですけど、興味のあることをやってみる、やりきってみることで、絶対に次にやることが見えてきますよ。

僕は特に計算とかをするほうじゃないので、計算して何も動かないよりは、とりあえず目の前のものにチャレンジをしてみて、いろいろと試しているうちにうまくいくときがくるから、まずは動いてみようよ、っていう考えですね。たとえ失敗しても、そこに絶対に次のヒントがあるので、またやってみて、失敗して…。その繰り返しが大切だと思っています。

チャレンジってやってみないとわからないですよね。でも、「悪いチャレンジ」なんていうものはなくて、自分の成長のために必要だと思ってやってみたことは、たとえ失敗しても、「いいチャレンジ」なんだと僕は信じることにしています。

就活も、片っ端から説明会に出てみて面接で落ちまくっているうちに、だんだんと自分が何をしているのかが分かってくると思うので、できるだけたくさんの人と会って、いっぱい会話をして、アドバイスを貰って、数のチャレンジというか、限界を超えてみたらいいんじゃないかと思いますね。

株式会社マーシュ

株式会社マーシュ
代表取締役 町田 正一

チャレンジすることをモットーに、アパレル会社、商品企画会社、ソフトウェア会社などで営業職や企画職を経験。
数々の失敗や試行錯誤を経て、15年前にネット調査会社マーシュを起業。
お客様の満足を追求し続け、主力であるモニターリクルート事業では90%を超えるクライアントリピート率を誇る。
※マーシュという社名は、「はつらつとした、さわやかな緑色の葉っぱ(ハーブ)」が由来。

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